口の中を拡大鏡やマイクロスコープでみてみると
一見、むし歯がないように見える方でも、
ごくごく小さなむし歯があります。
もちろん裸眼では確認出来ません。
歯垢もないように見えていても、
歯の付け根や、歯と歯の間、歯の溝、
歯の平らなところにさえ拡大すると確認できます。
歯石も歯肉溝に確認できます。
だからといって、裸眼では捉えにくいようなむし歯を
徹底的に削る必要があるかといえば違いますし、
徹底的に歯石を除去すればいいというわけでもありません。
口腔機能のバランスがとれていれば、
裸眼では捉えられないような非常に小さなむし歯は長くそのまま維持され
歯石があっても歯肉が著しく腫れるということも少ないようです。
そのバランスをどう獲得するのか・・・難しいのです。