下の顎は、関節窩に嵌り込んで、顎の関節をなしています。
この関節窩で下顎骨が回転・滑走することで、口が開いたり閉じたりしています。
口を開けた状態から閉じていくと、
上下の歯が当たって、それ以上口を閉じることができなくなります。
歯があるから高さが決まるわけですね。
この咬み合わせの高さを咬合高径(こうごうこうけい)と言います。
咬合高径が高いと、奥歯で咬んでも上下の前歯が開く開咬。
どちらかというと面長の顔の印象です。
咬合高径が低いと、前歯の咬み合わせが深い過蓋咬合。こちらは小顔の印象です。
例えば上の歯が全く無い場合、口を閉じても上下の歯が当たる箇所がなく、
潰れたようなギュっっと閉じた状態になります。
咬合高径がどうなっているかが顔の印象に関わっています。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。