困ったことにお口の中の衛生状態が不良であっても、
生活習慣の中でそれが当たり前になっていると
不良であることにご自身では気がつかないのです。
そしてむし歯や歯肉炎・歯周炎は生活習慣にもとづく慢性的な病気であるため
状態が徐々に悪くなっていることに気がつかない、気がつきにくい、
命には深くかかわることが少ないと考えられているため
痛みが出ても一時的に痛みが消えることもあり
「大丈夫だろう」「治った」と思ってしまう。
そういったことを繰り返しているうちに
複数個所が急に取れたり、激烈な痛みになったり、
食事がままならなくなったり、生活に支障をきたすようになるのです。
そうなってからでは治療の選択肢が減り、出来ることも限られ、
治療後の経過も悪くなり、度重なる治療が必要になってしまいます。
まずは、ご自身の口腔内環境を知り、気がつくこと、
そして早い段階で予防に取り組み、状況によっては早期治療することが大切です。