歯はあるけれど

「20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できる」と言われています。

お口の中の衛生状態の向上に伴い、2024年の歯科疾患実態調査では

80歳で20本以上の健康な歯を維持している方が60%を超えています。

1989年では10%に満たなかったことを考えると素晴らしいことです。

ですが、健康なお口の中を保つ方もおられる一方で

歯はあるけれども管理が十分ではなく加齢・歯周炎により歯を支える骨が下がり

露出した根の部分から「根面う蝕」になる例が多くみられます。

といった症状がみられる場合、注意が必要です。

普段から正しく適切な歯磨きと歯科医院での定期的な口腔ケアによる予防が大切です。    

時間がないと言わないで

歯を正しく適切に磨くにはそれなりに時間がかかります。

といっても、それほど長い時間を要するわけではなく、5分~10分程度。

「時間がない」と言わないで

面倒くさがらずに正しく適切に行いたいものです。

一日3回磨くとして15分から30分にはなりますが、

これが後年、数十年以上の健康維持につながるのです。

「歯磨きはエチケット」であり

気がつきにくいことですが「歯磨く門には福来る」であり

「歯磨きはあなたの健康のための時間」なのです。

きれいにし続ける

歳を重ねることで、加齢変化により

口の中の唾液の分泌量は減少し、むし歯になりやすくなります。

すると日常的に衛生状態が不良であった場合、

良好な方に比べ、むし歯が著しく増加、急速に進行することがよく見受けられます。

歯周病も同様です。

急にお口の中の環境を変えることは難しいため

乳幼児期、学童期・思春期、青年期、壮年期、高齢期と

常にお口の中をきれいにし続けておくことが重要なのです。

指しゃぶり

指しゃぶりは2歳半を過ぎても続くと

開咬といって前歯が咬み合わない状態になったり左右へ顎がズレたり

永久歯が萌えて以降の歯並びや上下の顎、骨格に悪影響を及ぼすことがあります。

徐々にやめれるように生活の中で伝えていくことが大切です。

口臭

口臭。

私も自分で自分のにおいが気になるときがありますが、

口臭は自分ではなかなか気がつけないものです。

口臭の原因として考えられるのは

・お口の中の衛生状態が不良

・むし歯や歯周病がある

・口呼吸である

・内科的疾患(糖尿病・肝臓病・腎臓病など)を抱えている

・タバコによるもの

・食事由来のもの(ニンニクや玉ねぎ)

などが挙げられます。

朝の起床直後で唾液の分泌量が低下していたり、

のどが渇いている時、緊張している時などは生理的な口臭ですので

ある程度は誰でも口臭はあります。

歯科の視点からすると、むし歯や歯周病は放置せず治療すること、

口の中の衛生状態を良好にし続けること、

タバコは吸わないことが口臭対策となりますね。

今だから

歯科医院を受診した際に

「この次は歯磨き練習しましょう」と言われることもあると思います。

「今更、歯磨き??」と思う方もおられるかもしれませんが

むし歯を削って埋める、歯をかぶせる、

入れ歯を入れるといった治療よりも重要な内容になります。

当たり前の日常生活のための重要な内容です。

「今だから歯磨き」なのです。

見直すタイミングを逃さないようにしましょう。

止血

むし歯が進行していたのに治療の機会がなかったり

治療開始したけれど、途中で中断したり、

噛む力により折れてしまったりと

様々な理由で歯を抜かざるを得ないことがあります。

抜歯後は血を止めるために一般的に

抜いたところにガーゼをあてて圧迫することで止血させます。

多少は血が滲みますが通常30分ほどで血は止まります。

血がにじむのを気にして何度も口をすすぐと血が止まりにくくくなるので

何度も口をすすがないようにしましょう。

抗凝固薬を服用しており、血が止まりにくい傾向にある時など

状況に応じて、止血のための薬で封鎖したり、傷口を縫うこともありますが

基本的には圧迫して止血がほとんどです。

12月29日

駅周辺の交通量が帰省の人でにわかににぎやかになってきました。

県外ナンバーもいつもより多いような気がします。

さて、今朝はマイナス8度くらいと冷え込みました。

水道水もとても冷たい!

そうそう、冷たい水を含んだときには歯が「しみる」こともあると思います。

ただし「しみる」からと言って必ずしもむし歯とは限りません。

歯は正常な反応として「しみる」ことがあるからです。

もちろんむし歯が進行していることもあるわけですけどね。

むし歯は見た目だけでは判断できないことがありますので、

自己判断で決めないようにしましょう。

普段から管理しよう

妊娠は女性にとって身体的な変化が様々起こります。

お口の中もその一つですが、

いざ治療が必要になるとなかなか大変です。

治療せずともいいように

日常的にお口の衛生状態を管理をしておくことが大切です。

常にきれいに

12月は飲食の機会が増え、暴飲暴食になることあるかもしれません。

胃腸の負担も増えますが、実はお口の中も日々負担がかかっていることをお忘れなく。

お口の中も常にきれいにしておくことが大切です。