十分ではない

私が歯科医師になる前から

「歯・歯肉、口の中は全身疾患と関連があるらしい」

ということが一般の方にも知られてきているのですが

では実際にお口の健康に取り組めているかというと

まだまだ十分とは言えるほどではありません。

知っているけれど、「十分な維持管理に取り組んではいない」状態のように感じます。

歯がある人には「歯」はあって当たり前のもの過ぎて

「歯」や「お口の中」は後回しになっているようです。

なんでもそうですが、人間って失って気づくんですよね。

一般的な基本治療

歯科医院での治療は、初期むし歯であれば、経過観察し、予防処置。

エナメル質から象牙質に進行している場合は症状に応じて削り取り埋める治療。

歯髄に進行しているようであれば歯髄除去治療。

根の中が膿んでいる感染根管であれば、膿んでいる根の治療。

いわゆる神経の治療が終わったら歯をかぶせます。

歯冠の崩壊が著しく根っこしか残っておらず保存の見込みがなければ抜歯。

その他、残っている歯の状態によりブリッジや義歯にする。

というのがざっとした歯科での基本的な一般治療になります。

氷を咬む

昨日は梅雨の末期で雨がすごかったですね。

今朝は雨はやんでいますが、そろそろ梅雨明けでしょうか?

そういえば氷を咬む習慣がある方もけっこういらっしゃるようで

たま~に「歯が欠けた~」と来院されることがあります。

その方の口腔内の状態や年齢にも左右されますが

飴を咬んだ時と同じように歯が割れることがありますから

習慣として咬んでしまうなら注意が必要です。

飴を咬む

間食の楽しみの一つとして飴を舐めることもあると思います。

中には飴を舐めるというよりは、咬む習慣がある方もおられるようです。

注意しておきたいのは、歯が割れるリスクがあるということ。

なので、よく飴を咬んじゃうんだよな~という方は

気をつけて間食を楽しんでくださいね。

正しく適切に

むし歯予防、歯周病予防は継続することが大切です。

良い結果が出るまでには時間がかかります。

でも悪くなる時はあっという間です。

正しい方法で適切に予防に取り組むことが大切なのです。

予防を長く続ける

お口の健康は普段の生活習慣がものを言います。

当然ですが

よい状態を維持するためには長く続けることが大切なのです。

お口の中の健康は年齢を重ねたとき如実にあらわれます。

今まで何でもないように思えても、悪化する時はあっという間です。

維持するためには正しく予防に取り組み、長く続けることが大切なのです。

お願い

歯科医師として出来る限り抜歯はしたくはありませんが

抜歯しなければいけない状況では、それ以外を選択出来ないのです。

だからお願いです。

毎日の歯磨きを正しく適切に行いましょう。

生活習慣を見直しましょう。

普段から歯を大切にしましょう。

無理には残せない

「なんとか歯を残したい」

その思いは分かりますが無理に残しても、

「違和感がある」

「繰り返し腫れる」

「噛むといたい」

そういった症状がその後も残るような状態では残すことは適切ではありません。

また、無理に残すことが他の問題を呼ぶのです。

ですので残念ですが、「抜歯する」ことが必要なことがあるのです。

そうならないためにも定期的な口腔ケアが重要なのです。

見た目だけの問題ではない

歯並びというと「前歯の見た目だけ」を重要視している方が多いですが

「前歯も奥歯もどう並んでいるのか?咬み合わせがどうなっているのか?」

ということが歯を長期的に機能し、維持していくために重要です。

歯並び・咬み合わせに問題がある、いわゆる不正咬合は

衛生状態を良好に保つ面で不利ですので、むし歯・歯周病になりやすいですし、

また咬み合わせの力の問題で、

適切なかみ合わせを獲得しないまま年齢を重ね、負荷を受け続けることは

咬み合わせの負荷による歯髄(歯の神経)の炎症を起こしたり

歯の破折や歯周病の増悪につながる傾向にあります。

見た目だけの問題ではないのです。

根面う蝕

米沢市・米沢市歯科医師会からの市民の皆様へということで

6月の米沢市報に「根面う蝕」についての内容でチラシが折り込まれました。

「根面う蝕」という言葉はあまり聞きなれないかもしれません。

これを機に興味を持っていいただきたいですね。

なにより日頃からのお口の健康管理が大切ですね。