12月29日

駅周辺の交通量が帰省の人でにわかににぎやかになってきました。

県外ナンバーもいつもより多いような気がします。

さて、今朝はマイナス8度くらいと冷え込みました。

水道水もとても冷たい!

そうそう、冷たい水を含んだときには歯が「しみる」こともあると思います。

ただし「しみる」からと言って必ずしもむし歯とは限りません。

歯は正常な反応として「しみる」ことがあるからです。

もちろんむし歯が進行していることもあるわけですけどね。

むし歯は見た目だけでは判断できないことがありますので、

自己判断で決めないようにしましょう。

まずは

お口の中の衛生状態というのは

一度きれいにしたから良好になるわけではなく、

きれいにし続けて、さらにきれいにし続けることで

はじめて良好な方向へ向かっていきます。

幼少期からの絶え間ない口腔管理が必要で

そのためにはどのような状態がきれいなのかを理解し、実行する必要があります。

まずは歯科医院で歯科衛生士、歯科医師の助言に耳を傾けましょう。

実は多い

むし歯が減ってきているようにも思える昨今ですが、

中高年以降になるとそうでもなくて

衛生状態も十分とは言えず、

依然としてむし歯は多い傾向にあり、同時に歯周病も心配です。

まずは正しく適切に歯を磨き続けましょう。

うがい手洗い歯磨き

インフルエンザ予防は「うがい手洗い」が基本ですが、

「口の中をきれいにしておく」も基本予防の一つであり超重要事項です。

インフルエンザ予防は「うがい手洗い歯磨き」なのです。

普段から正しく適切にきれいにしておくことが大切です。

ただ「歯磨きした」ではなく

「正しく適切に磨けている」ことが重要です。

治療した後に

最近は保険でも白く被せることが出来るものも増えてきましたが

いずれにしても、くっつけたところは

自分の歯との境目が必ず存在します。

そのため日々の歯磨きが十分でない場合、二次う蝕になることがあるため

(※ 二次う蝕とは一度治療した歯が再びむし歯になること)

被せた後は今まで以上に歯ブラシで正しく適切にきれいにすることが必要です。

お口の中の衛生状態がよくないと繰り返しむし歯になる可能性が高いです。

治療した後にどのように管理していくかがその後を左右します。

重要であることに変わりはない

先日の東北地区歯科医学会でもありましたが

歯の溝には歯ブラシの毛先が届かないため、フッ素塗布やフッ素洗口が有効なのです。

浅い溝、深い溝、複雑に分岐した深い溝、

途中ですぼんで中で広がる溝と個人によって形状は様々です。

裂溝の幅は20ミクロン(0.02ミリ)程で、歯ブラシの毛先の直径は0.2ミリ程です。

顕微鏡レベルで見た場合をイメージするとこんなイメージ。

溝の形状によっては、これではどうやっても歯ブラシの毛先が届かないのです。

歯磨きを正しく適切にすることが基本ですが

歯磨きだけでのむし歯予防には限界があります。

そのため歯科医院での口腔ケア、フッ素塗布、フッ素洗口の併用が重要なのです。

また歯肉炎、歯周病予防には歯垢除去が重要なので

歯みがきが重要であることに変わりありません

ちなみに

「歯磨きにはどのくらい時間をかけるといいのか?」

歯科医師からすると時間をかけることが大切ではなくて、

「正しく適切に磨けているかどうかが問題なのです。」

ということなのですが、

では私自身、歯を磨くのにどのくらい時間がかかるのか計ってみました。

自宅では普通の歯ブラシで、職場では音波ブラシを使っているのですが

どちらも磨くのに5分くらいかかって

そのあと歯間ブラシとフロスを使うので、合計7分くらいでした。

時間という面ではそんなところですね。

テレビとかYoutube観ながら歯磨きするときもあるので

その時は10分くらい磨いているときもありますけど。

ただ、何度でも言いますが、時間ではなく、磨けているかどうかが大切です。

生涯の健康のために使う時間ですね。

入れ歯もきれいに

お口の中は、歯に歯垢や歯石がくっつくだけでなく

使用している入れ歯にもくっつきます。

毎食後、きれいにする必要があるのですが

その習慣がないと入れ歯にも歯垢や歯石がくっついてきて

積み重なって固着しどんどん取れにくくなってしまします。

お口の中もきれいにしておくのは当然なのですが、

お口の中に入れる、入れ歯もきれいにしておくのは当然なのです。

何においてもそうですが、きれいにする習慣は超重要なのです。

お口の中も、入れ歯もきれいにしておいたほうが誤嚥性肺炎の予防につながります。