昨年も学校歯科健診後に感じましたが、
ここ2年間で、生活習慣に大きな変化があったため
子供達の口腔内の衛生状態が以前より乱れているようです。
硬組織である歯や、歯周組織に強い違和感や痛みといった
生活習慣の結果がでるには長い時間差があります。
なんでもないように思える今、お口の中をきれいにし続けることが
これからの健康につながります。
お口の中のことを知り、適切に歯を磨きましょう。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
歯という硬い組織はそうそう壊れることがありません。
ですが、むし歯となって形が失われ崩壊していくのですから
大変なことだと思うのです。
また、いわゆる歯周病では歯を支える骨も失われます。
これらを、それほど重要視しない方もおられるようです。
歯のような硬い組織が崩壊する。
歯を支える骨が喪失する。
それだけ長い期間、望ましくない習慣と環境にさらされてきたからと言えます。
歯や歯肉、歯を支える骨に影響が出ているということは、
年齢を重ねた際に歯だけではなく
高血圧や、糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の面で心配があるのです。
口腔内の状態が身体の状態をあらわしている。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
現代社会の食生活においては
噛まなくても食べることが出来るような柔らかい加工食品が多く、
それらは歯に粘着しやすいです。
適切な歯磨きが行えていなければ
衛生状態が不良となり、むし歯や歯周病になりやすく
歯を失うことに繫がり、獲得した咬み合わせの問題と相まって
噛まない、噛めない、さらに食の偏りと衛生状態不良が続き
むし歯と歯周病が増悪する。
という悪循環になる傾向にあります。
歯の喪失は口腔機能の衰えの始まりでもあり、
口腔機能の衰えは身体的機能の衰えの始まりでもあります。
また身体的機能の衰えから口腔機能の衰えが進むこともあります。
健康のため、口腔内に関心を持つことが大切ですね。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。