健康観とは

歯科医療に携わっていると色々思うことがあります。

どんな健康観を持っているかで

口腔内は変わってきます。

健康に意識があってもどこか行き過ぎていたり

あまり気にしたことがなく、現状に気づいてもらえなかったり。

バランスが大切です。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

小さな問題

小学生から中学生にかけて乳歯から永久歯に変わっていく過程で

一般の方からみて、気にならない、あるいは気がつかないくらいの

歯並び・咬み合わせの些細な乱れ。

歯科医師からみるとそれらの不正咬合は年齢を重ねるとともに、

口腔内の状態に大きな影響を及ぼすことが予測できます。

小さな問題をそのままにしておくと、

年齢を重ねた時に大きな問題に発展していくのです。

口腔内の状態によっては

早期に矯正治療をしたほうが、口腔内の安定・維持には有利なのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

時期

フッ素塗布はどの時期に行っておくとよいか?

結論としてどの世代でも行った方がよいです。

ですが、特に乳歯が萌出した頃から行っておいたほうがよいと思います。

そして乳歯列が完成し、永久歯列への交換、

永久歯列が萌えそろった後も継続し、

成人以後も続けておいたほうがよいと思います。

年齢を重ねて行くと唾液の分泌量も低下し

高齢期では根面う蝕(歯の付け根の部分のむし歯)になりやすくなりますので

高齢期においてもフッ素塗布は有効です。

継続することが大切ですね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

フッ素の効果

むし歯予防に歯磨きは大切ですが、

歯の構造上の問題や、生活習慣、個々の歯磨きの差などもあり

歯磨きにも限界があります。

そこを補うために、フッ素を上手く使うことが有効です。

フッ素には以下の点でむし歯予防効果があります。

1.耐酸性・結晶性の向上

2.抗菌・抗酵素作用

3.再石灰化の促進

現代はほとんどの歯磨き粉に低濃度のフッ素が含まれていますので

使わない手はありません。

また、歯科医院で口腔内をキレイにした後にフッ素を塗ることも有効です。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

大切にして欲しい

先日1歳8ヵ月健診にいってきました。

小さくてみんなかわいい。

自分の子供達にもこんな時期があったことを思い出します。

楽しいことメンドクサイこと、イライラすること、嫌なこと、

思うように行かないこと色々あって

振り返ればそれらが面白くて懐かしい。

若かったな、未熟だったな(今も未熟だけど)

自分なりに奮闘していたと思います。

1歳8ヵ月・・・歯磨きを嫌がる年齢ですが、幼い時からの習慣が大切です。

自分の宝、毎日歯を磨いてあげましょう。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiからのお願いです。

うまく使う

歯磨きは大切ですが、

歯磨きだけでむし歯が完璧に予防できるわけでもありません。

そこでむし歯になりにくくするために

うまく使ったほうがいいのがフッ素です。

歯科医院でのフッ素塗布や、

フッ素含有の歯磨き粉を使用することで

むし歯の予防を期待できます。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

取り組もう

乳歯も萌えそろったけれど

あちらこちらにむし歯っぽいものが見える・・・

むし歯になってしまったことは残念ですが、

そのまま放置せず、早い段階でむし歯治療、

そして口腔内管理に取り組みましょう。

6歳前後から12歳前後の間に乳歯から永久歯へと萌え変わっていきますが

萌え変わっていくときの口腔内環境が大切です。

口腔内環境を良好にすることで

これから萌えてくる永久歯がむし歯になるのを防ぎましょう。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

食べたら磨く

小学生のお子さんの仕上げ磨きは理想的に言えば

食べたら磨く。

3食とったら3回磨くのですが、

日常生活の中ではもちろん色々あるので、

毎回は難しくとも

せめて夕飯を食べた後、もしくは寝る前には仕上げ磨きしてあげましょう。

毎日のルーティンにしましょう。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

今を大切に

乳歯はどうせ抜けて永久歯になっていくから・・・

と考える方もおられますが、そうではありません。

乳歯にむし歯が多い環境ですと、

永久歯に変わってもむし歯が多くなる傾向にあります。

逆に乳歯にむし歯が少ないと

永久歯に萌え変わってもむし歯が少ないというデータがあります。

ですので、お子さんが幼い時からしっかり仕上げ磨きしてあげましょう。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

萌えてくる前から

6歳前後にはえてくる第一大臼歯(いわゆる大人の歯)は

出生時に石灰化が始まります。

そして生後3年ほどで顎の中で歯冠(歯の頭の部分)が完成します。

そして6歳前後になってやっと出てくるのです。

口の中に出てきたばかりの頃は「幼若永久歯」といい

エナメル質も幼若でやわらかく酸にもまだ弱いのです。

萌えた後に唾液からカルシウムやリンをとり込み

ここから根が完成する2~3年をかけて成熟し硬くなってきます。

ですので、萌えてくる前から口腔内をきれいな環境にしておくことが重要です。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。