親知らずならぬ

「親知らず」

親に知られることなく萌えてくる歯であることから

その名前の由来とも言われています。

個人差はありますが18歳以降に萌えてきますから

まぁ、親は知ることはないでしょうね。

ですが、小学低学年のお子さんが来院した際など、仕上げ磨きの指導をすると

どこが永久歯でどこが乳歯なのか、

歯垢がついているのかついていないのか

お子さんの口の中の状況をよく知らない方も多く

親知らずならぬ乳歯知らずです。

もっと口腔内に関心を持っていただくと、

些細なことに思える口腔内の変化に、

お子さんの成長を感じられるようになると思います。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

まだまだ未完成

「小学生になったので仕上げ磨きはしていません」というご家庭もあるようですが

身体的にも、口腔内もまだまだ未完成。

せめて永久歯が萌えそろう12歳前後くらいまでは仕上げ磨きはしましょう。

また、正しい仕上げ磨きをお家の方が知らず、実行できていない場合もあります。

歯科医院で食生活の確認や歯磨き指導を受け確認しましょう。

口腔内のわずかな変化にお家の方が気付いてあげることが大切です。

まだまだ身体的にも、口腔内も、未完成なのですから。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

その時その時

獲得した個体差や生活習慣にも左右されますが

気になるところだけの治療を

その時その時だけと繰り返していると

全体像で望ましくない状態になっていくことがほとんどです。

そこだけみれば一見いいように思えるのですが

そのようにして年齢を重ねると、今度は気になる箇所を治療するために

別なところの治療を始めなければならなくなります。

全体がきちんと整っていないので、年齢を重ねてきたときに、

全体の崩壊へと繫がっていくのです。

全体をみることが重要なのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 Kazuyoshiでした。

8月20日

歯は削って埋めれば治療が終わりというものではありません。

削らなければいけなくなったその背景に目を向ける必要があります。

そしてこれからのことにも。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

歯を正しく磨く習慣

歯磨きが全てではありませんが、

マスクをつけることが当たり前になってきたように  →マスクのある生活習慣

生活習慣の中で「正しくきちんと歯を磨く」ことを身につけるのは大事なことです。

「ただ」歯を磨くだけでなく「正しくきちんと」ですよ。

歯を正しく磨く習慣があれば、幼いころは嫌がって泣くことがあっても

継続することで嫌がることもなくなり、日常の生活習慣となります。

重要なのは「正しくきちんと歯を磨く」が家庭で出来ているかどうかです。

正しく磨いていなければ、効果は期待できません。

マスクを正しく使っていなければ効果が期待できないのと同じです。

「正しくきちんと歯を磨く」習慣を親が身につけていなければ

子供が自分で出来るようになるはずもありません。

歯磨きは生活習慣のごくごく一部ですが、大切なことなのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

たかが されど

歯みがきだけが口腔内の状態を左右するわけではないのですが

歯みがきをしっかりして欲しいことをお伝えすると

多くの方が「しています」との返答が返ってきます。

確かに「してはいる」のだと思います。

ただ、きちんと落とせているのかと言うと

そうではない方がほとんどです。

実際には歯にくっついた食べもののカス・・・いわゆる歯垢を落とせていません。

幼少の頃から落とせていると思って過ごしてきたことを

中高年以降になってから

落とせていないと認識し、そこから実行・改善に移すことは非常に難しいです。

たかが歯みがき。されど歯みがき。

生活習慣の一部でさえ、変えるというのは難しいのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

やっかい

痛みがあったと思ったけれど、今痛くない。

あの時、痛くて困ったけど、今痛くないから困ってない。

むし歯があると言われたけど、症状がないから困ってない。治療必要ですか?

 

治った(と思っている)

 

問題があるんです。

全身疾患に関連するうんぬんもありますが、

本当にやっかいな病気です。むし歯や歯周病は。

むし歯や歯周病により咬合崩壊が進み、口腔機能がより低下していく。

口腔機能は大事です。

 

困っていないと思ってしまう。

治ったと思ってしまう。

やっかいなものです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

要因の一つ

むし歯になるかどうかは

発育過程で獲得した骨格や咬み合わせ、唾液の性質や歯の質、

また、発育過程で身につけた各個人の生活習慣の影響など

複数要因が複合的に絡んで起こります。

歯みがきだけが十分に出来ていれば、むし歯にならないというわけではありません。

 

歯磨きが適切に出来ることは複数の要因の中の一つに過ぎませんが

せめて口腔内清掃だけはきちんとしておいたほうが良いです。

多くの人が口腔内の清掃状態が不十分です。

いわゆる歯磨きが適切に出来ていません。

重要なことです。口腔内を清潔に保ちましょう。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

知覚過敏?

知覚過敏で歯がしみる。

診てみるとむし歯になっているわけではありません。

複数の要因がありますが、口腔内を診て考えられるのは

日常的な食生活の影響。伺ってみると

毎日、一日のうちに何度も炭酸飲料や清涼飲料水を飲むという方。

梅干しを甘くつけたものを炭酸で割って飲むという方。

寝る前に柑橘系のお酒を炭酸で割って飲むという方などなど。

 

適度に飲むのはいいのですが、度を越している場合があります。

一度、それらを飲むのを一定期間やめてみましょう。

自ら、しみるようになるために飲んでいるようなものです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

この1年ちょっとで飛沫というワードをそこかしこで耳にするようになりました。

飛沫を飛ばさないように、あるいは飛んできた飛沫から守るため

もはやマスクは必須アイテム。

マスクをしていれば、うかつに鼻や口を手で触れることも少なくなります。

では、目はどうでしょうか。

歯科医師は歯科治療の際にはゴーグルが必須です。

目という粘膜を通して入ってくるからです。

 

日常生活ではゴーグルをつけるまではいかなくても

目に触れる前には手を洗う。消毒する。そういう意識も必要かと思います。

みなさん、この目という粘膜のことは忘れがちかもしれませんね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。