口腔内疾患と全身が関連するのは言うまでもないと思うのですが
そう思われない方もおられるようです。
個々に獲得する骨格や咬み合わせ、口腔機能の差もありますが
日常にある誤った生活習慣が長期的に続くことで
口腔内の変化と異変が起きはじめ
それに気がつかないまま、あるいは痛みがないからと放置することで
むし歯や歯周病が進み、咬み合わせも変化、しいては崩壊することで
口腔機能の低下がより進みます。
日常生活と健康に支障をきたすのです。
口腔内疾患と全身が関連するのは言うまでもないと思うのですが
そう思われない方もおられるようです。
個々に獲得する骨格や咬み合わせ、口腔機能の差もありますが
日常にある誤った生活習慣が長期的に続くことで
口腔内の変化と異変が起きはじめ
それに気がつかないまま、あるいは痛みがないからと放置することで
むし歯や歯周病が進み、咬み合わせも変化、しいては崩壊することで
口腔機能の低下がより進みます。
日常生活と健康に支障をきたすのです。
上あごと下あご、そこに植立する歯牙。
上下が一対になってはじめて機能します。
上だけとか、下だけ、前歯だけ、気になるところだけ、
そこだけの治療では一時はいいように見えるのですが、
長期的に維持することは難しくなります。
上下がそろって1つなのです。
糖尿病があり喫煙している場合、
現段階ではそれほど問題を抱えていないと思えるかもしれませんが
口腔内をみていると、日常の生活習慣が垣間見え、
今後口腔内の問題が急浮上してくる恐れがあるな・・・と
心配してしまうことがよくあります。
これは口腔内だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞等
生活と命に関わってくることに繫がっています。
もし、その後回復したとして、そこから悪化している口腔内を改善するとなると
非常に困難なことに直面することがあります。
口腔内をきれいしておくということは、生活習慣を整えるということにつながり
それが他の疾患の予防にもつながるということ。
もし、他の疾患になり、回復してからも、健康維持のために重要ということです。
口腔内に身体がどんな状態か現れているのです。
口腔内の状態が命に繋がっているということです。
糖尿病の恐ろしいところは
糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症という細い血管の障害。
末梢動脈疾患、脳心管障害、と太い血管の病気の合併症があり
その後の生活や命に大きく影響するということがあり
自覚がないまま何年と経過しているという点にあると思います。
歯周病も合併症の一つであり、糖尿病の合併症は血管に起きるわけです。
歯肉は血管・神経も豊富にあり、
微小な循環障害・神経障害が起きていると
個人的に考えます。
そのため、
普段痛みを感じにくく、感染しやすく、急性化する、のだと思います。
糖尿病と歯周病の関連についてはずいぶん前から言われており、
歯周病を持っている方と糖尿病を持っている方には共通項があります。
糖尿病予防が歯周病予防。
歯周病予防が糖尿病予防につながるのではと思います。
喫煙している方の口腔内の状況は良くなく、
歯周病の増悪に大きく影響しています。
増悪するのを軽減させるために、タバコはやめたほうがいいです。
また喫煙は歯周病リスクもあがりますが、
それよりも何よりも、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクもあがり、
生活と命にかかわる重大なことです。
タバコやめましょ。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。
⇒へ~ぇ
歯磨きだけが全てではありませんが
口腔内が不衛生で歯肉に常に慢性的な炎症がある状態をよくみます。
他の疾患と比べるとごくごく些細な炎症なのだと思うのですが、
若いうちはまだいいのですが(よくはないけど)
不定期に歯周組織や歯にトラブルを起こします。
それが、幼少期から青年期、中年期と何十年と炎症を抱えた状態が続き
年齢を重ね年齢的な身体機能の低下が始まると
急性化による痛みや腫れの頻度が増えたり、悪化、重症化するようになります。
年齢を重ねてから変えようとすることはなかなか難しいです。
幼少期から口腔内を清潔に保つことが重要なのです。
口腔内の病気はなかなか厄介なものです。
初期の症状として、よくあるのは歯肉から出血しやすいとか、軽度の腫れ。
それがいずれは歯を支える歯周組織に進行していきます。
それと歯という硬組織に影響が現れるまでにも時間がかかります。
歯が白く濁ってくる状態は、むし歯の初期の段階ですが、
そうなるまでにはそれなりの月日・年月が経過しています。
なんでもないように思える「今」が
すでに病的状態であることを、自覚しにくい。
ほんとうに厄介だと思います。
胃や大腸の検査を何度か経験しましたが
前日から食事制限をして、胃腸を空っぽにする必要があります。
やはり内容物があっては見えないからですね。
そして、隆起性の病変なんかがあった時、
粘膜を染めだして色素染色を行い確認することもあります。
染めだしたほうがより詳細を判断しやすいからです。
口腔内もキレイにしないとよくわからないことが多いです。
患者さんからすると、見た目だけでは認識しにくいですから
歯磨き指導では、よく見えるように歯垢を染めだしています。
きれいにしているつもりでも、そうではないことがよくわかります。
「漱ぐだけじゃだめですか?」
と聞かれますが、
口腔内の場合、付着した歯垢はただ口を漱ぐだけでは落ちません。
基本、歯ブラシ等を使用し、落とすということが必要です。
歯垢の長期間の付着は、歯及び歯周組織に影響を及ぼします。
歯磨き指導を受けたときは、内容に耳を傾け、
ご自身がどういう傾向にあるのかを知り、実行し続けることが重要です。
何分かけて歯を磨くといいの?
と聞かれますが、
自分はあまり時間を気にしたことはありません。
時間ではなくきちんと磨けているかどうかが問題だからです。
いつも通りに、自分の気が済むまで普通に磨いてみると
このぐらいでした。
これは長いか短いか。いや、時間の問題ではないのです。
個人差もあるでしょうが、問題は、きれいになったかどうかです。
5分ぐらいと言うと「5分も?!」という方もおられますが
毎日朝昼晩3食後の5分を徹底せず、
その結果、月に何度も歯科の受診が必要になるのと
きちんと5分磨くことで口腔内環境を比較的良好に保つことで
歯科医院の受診回数が減り、
むし歯治療が軽度で済むことに繋がるのなら
5分しっかり磨くことがとても有用と思います。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
※ ただし、歯磨きだけしていればむし歯にならないというわけではありません。