歯は削って埋めれば治療が終わりというものではありません。
削らなければいけなくなったその背景に目を向ける必要があります。
そしてこれからのことにも。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
歯磨きが全てではありませんが、
マスクをつけることが当たり前になってきたように →マスクのある生活習慣
生活習慣の中で「正しくきちんと歯を磨く」ことを身につけるのは大事なことです。
「ただ」歯を磨くだけでなく「正しくきちんと」ですよ。
歯を正しく磨く習慣があれば、幼いころは嫌がって泣くことがあっても
継続することで嫌がることもなくなり、日常の生活習慣となります。
重要なのは「正しくきちんと歯を磨く」が家庭で出来ているかどうかです。
正しく磨いていなければ、効果は期待できません。
マスクを正しく使っていなければ効果が期待できないのと同じです。
「正しくきちんと歯を磨く」習慣を親が身につけていなければ
子供が自分で出来るようになるはずもありません。
歯磨きは生活習慣のごくごく一部ですが、大切なことなのです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
歯みがきだけが口腔内の状態を左右するわけではないのですが
歯みがきをしっかりして欲しいことをお伝えすると
多くの方が「しています」との返答が返ってきます。
確かに「してはいる」のだと思います。
ただ、きちんと落とせているのかと言うと
そうではない方がほとんどです。
実際には歯にくっついた食べもののカス・・・いわゆる歯垢を落とせていません。
幼少の頃から落とせていると思って過ごしてきたことを
中高年以降になってから
落とせていないと認識し、そこから実行・改善に移すことは非常に難しいです。
たかが歯みがき。されど歯みがき。
生活習慣の一部でさえ、変えるというのは難しいのです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
この1年ちょっとで飛沫というワードをそこかしこで耳にするようになりました。
飛沫を飛ばさないように、あるいは飛んできた飛沫から守るため
もはやマスクは必須アイテム。
マスクをしていれば、うかつに鼻や口を手で触れることも少なくなります。
では、目はどうでしょうか。
歯科医師は歯科治療の際にはゴーグルが必須です。
目という粘膜を通して入ってくるからです。
日常生活ではゴーグルをつけるまではいかなくても
目に触れる前には手を洗う。消毒する。そういう意識も必要かと思います。
みなさん、この目という粘膜のことは忘れがちかもしれませんね。
「マスクしなきゃならないから、見えないからまぁ、いいや。」と
むし歯の治療を積極的に行わない人もいれば
「マスクしなきゃならないから、この際に矯正治療しよう」と
考える人もいて様々です。
学校での歯科健診後に受診の勧めがあっても
昨年同様、このご時世で受診を控えているというご家庭もあると耳にします。
昨年の学校健診でも感じましたが、
今年も口腔内環境がよくないというイメージです。
むし歯や歯周病になりやすい環境であることに気がつかず
あるいはむし歯があると言われたけど症状がないからと
そのままの生活習慣ですごしていると
月日をかけてむし歯は進行します。
ある程度進行すると、その後の経過に大きな影響を及ぼします。
今、何でもないように思えていても、実は問題を抱えているのです。
何でもないようではないですよ。