若年層でみると、確かにむし歯は減っているとは思います。
ですが、口腔内の衛生状態はそれほどよくないです。
むし歯という点では若いうちはそれほど問題が見えてこないかもしれません。
でも、その生活習慣と衛生状態のままで年齢を重ね
口腔機能が低下し始めたときに
歯周病と咬合の問題と、
その頃からむし歯で困ることが増えてくるのではないかと思いますし、
実際そうです。
今の生活習慣と今の衛生状態が
口腔内にトラブルを起こすまでは長期的なタイムラグがあります。
若年層でみると、確かにむし歯は減っているとは思います。
ですが、口腔内の衛生状態はそれほどよくないです。
むし歯という点では若いうちはそれほど問題が見えてこないかもしれません。
でも、その生活習慣と衛生状態のままで年齢を重ね
口腔機能が低下し始めたときに
歯周病と咬合の問題と、
その頃からむし歯で困ることが増えてくるのではないかと思いますし、
実際そうです。
今の生活習慣と今の衛生状態が
口腔内にトラブルを起こすまでは長期的なタイムラグがあります。
「むし歯」ですが、ザックリいうと
「歯」と「細菌」と「糖分」がそろっている時間が持続すると
「むし歯」になりやすいです。
ですので、一つは歯を磨き、衛生状態をよくすることが重要です。
ただし、歯を磨くだけで「むし歯」「歯周病」にならないという訳ではありません。
その他の要因が複合的に重なり合っているからです。
個人要因として「唾液の性質や量」「歯の質」「口呼吸」
「骨格や咬み合わせ」「喫煙の有無」「などが関わってきます。
歯周病もこれらが大きく関わっています。
そして視野を広げると流通する食品や保健医療などの生活環境要因も関連します。
様々な要因が複雑に絡み合っているのです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。
⇒ ⇒ 歯磨きだけではない
⇒ ⇒ 絶妙なバランス
慢性疾患である歯周病は
一時、歯科医院を受診して歯垢や歯石を取ったからといって
それで終わりなのではありません。
歯科医院を受診し、歯科医師の診断のもと、治療を開始することも重要ですが
口腔衛生環境を変える意識を高め実行し、歯科医師による再評価を受け、
長期的に、生涯通じて自身による適切な口腔内清掃が必要ですし、
自身の生活習慣を見直し、改善することが重要です。
そこが一番難しいのだと思います。
体重を落とすためにジムに行った。そこまではいいのですが
食事は見直さない。改善もしない。自分での身体の管理はしない。
だと、なかなか難しい。
行ったその後にどうするかが、大事だと思います。
歯科治療はただ削って埋めているだけでしょ。
被せているだけでしょ。
安易に、簡単に、終わると思っている部分も今だにあるようです。
軽度のものであればそういうこともありますが、
治療を重ねるごとに、
年齢を重ねるごとに
いろんな面で難易度が高まり大変なのです。
ただ削っているだけ、被せているだけ。
そこから抜け出さないと、いつまでもその繰り返しです。
痛みがなくても定期的に口腔内のクリーニングのために歯科受診する方。
歯が少ししみるような気がして心配になり、すぐ受診する方。
欠けた気がして、前から気になってはいたけど、痛くなく、
でも、急に痛くなったから受診する方。
治療してたけど、やっぱり歯科治療は痛いことが多いから
触って欲しくないから痛くなるまで受診しない方。
つぐつぐ思うのですが身体の健康観というのは人によって
全然違うようです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。
⇒ 観
顔を見たときの印象ですが、ざっと以下のように分けられます。
顎の角度に差がみられるのですが
短顔型・・・顎ががっちりし、咬む筋力が強いタイプ。
中顔型・・・バランスのとれている骨格。
長顔型・・・顎がほっそりし、咬む筋力、口の周囲の筋の力が弱いタイプ。
中顔型・長顔型の方でも見られますが
短顔型は年齢を重ねていくと自分の咬む力により歯がすり減り、
歯が壊れていく傾向がよくみられます。
むし歯でなくても、歯に裸眼ではとられないようなヒビが入り、
しみる、咬むと痛いなども起こりやすいようです。
歯の付け根に「くさび状」の欠損がみられることもあります。
咬むという運動のために歯は年齢と共に変わっていきます。
骨格的には中顔型がバランスがとれていると思います。
骨格の多くは遺伝に左右されますが、
自分がどのタイプの骨格なのか知っておくことも重要です。
歯科医師になって駆け出しの頃、勤務先の院長に
「君たちは今、ビッグウェーヴの先端にいる」
なんてよく言われていましたけど
時代の最先端に乗るつもりが、
あっという間に
時代の最先端は私を通りすぎ、波に飲まれ、おいていかれたようです。
だいぶ前に気がついてはいましたけど。
今は違う波に揺られています。
歯科界の最先端の波に乗り続けている方はすごいですね。
毎年行われる小学校の歯科検診で、
むし歯は少なくなったな~と実感するところですが
一見きれいに見えていても
実は歯面に歯垢が大量に付着している状況もみられます。
いま、むし歯は少ないように見えますが、
この口腔内衛生が不良な状態は
後年口腔内のトラブルを引き起こすと思いますし、
生活習慣が垣間見え、他の疾患の面でも心配です。
どんな人でも年齢と共に身体は変わっていきます。
口の中もそうです。
獲得した咬み合わせや骨格にもよりますが、
永久歯列が萌えそろい、20、30,40、50、と年齢を重ね
加齢変化の範囲でも歯は動き、すり減ります。
咬む力が強いタイプの方はかなり歯がすり減りますし、割れることがあります。
目に見えないような微細な亀裂が出来、
そこからむし歯が進行することもあります。
咬む力が弱い方もすり減りはしますが、前述の方ほどではありません。
咬む力、骨格も口腔内を維持していくのに大きく関わっているのです。