どんな人でも年齢と共に身体の機能が低下していきます。
口の中もそうです。
唾液の分泌量の低下。
舌の動きや口腔周囲筋の動きの低下。
すると、今まで口腔内衛生状態が不良であっても
問題がないように思っていたものが
口腔の機能が低下していくことでバランスが崩れ
歯や歯肉に問題が現れてきます。
ですので、口の中をきれいにする習慣があり、衛生状態が良好な方のほうが
やはり問題はでにくいです。
どんな人でも年齢と共に身体の機能が低下していきます。
口の中もそうです。
唾液の分泌量の低下。
舌の動きや口腔周囲筋の動きの低下。
すると、今まで口腔内衛生状態が不良であっても
問題がないように思っていたものが
口腔の機能が低下していくことでバランスが崩れ
歯や歯肉に問題が現れてきます。
ですので、口の中をきれいにする習慣があり、衛生状態が良好な方のほうが
やはり問題はでにくいです。
同じ説明をしても人によって解釈が違い
受け止め方、捉え方が随分と異なることがあり、
こちらが伝えたい事実とは違っている場合があります。
捉え方が違うと話がどうも咬み合わない・・・
話にしろ歯並びにしろ、
きちんと咬みあ合っていないと上手くいかないものです。
これも治療していて感じることですが、
舌の力と口の周囲の筋の力バランスがとれている方は
歯並びが良く、咬み合わせが良く、口腔内衛生状態も良い傾向にあります。
逆に舌の力が強すぎたり、口腔周囲筋の緊張が強すぎたり、
なんらかの悪習癖があると思える方の場合は
開咬(かいこう)といって、前歯でうまく咬めない咬み合わせであったり
歯列がV字で、前歯が重なり合い並びが良くなく、口腔内衛生状態も不良で
むし歯もあり、歯ぐきの腫れもみられる傾向にあります。
舌や口の周囲の筋肉のバランスが大きく関わっていると考えられます。
また、舌や口の周囲の筋肉は食物を飲み込む際にも重要な働きをしています。
なが~~い目でみるとこういった舌や口の周囲の筋肉の
バランスがとれている方が有利なんだなと感じさせられます。
なかなか自身で気がつくことは難しく、
また、指摘されても認識しにくく、
そして改善するということが難しい困った問題です。
年齢を重ねたときに口腔内の状態に差がつく要因の1つなのですけどね。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
獲得した口腔機能の差もありますが
歯をきれいに保ち、口腔内を清潔にしようという生活習慣の方が
年齢を重ねたときに
全身的にも健康な方が多いようです。
獲得した口腔機能の差もありますが
歯をきれいに保とうとせず、口腔内衛生状態が不衛生な生活習慣の方だと
年齢を重ねたときに
全身疾患を抱えている傾向にあるようです。
寝ている時にふと身体を伸ばしたら「ビキッ」と首を寝違えたり
起床して顔を洗おうと屈んだだけで電気が走ったように痛んだり
首から背中まで急に重苦しくなる。
診療はなんとかしているけど、もう頭が重くてなかなか辛い・・・
筋肉というか、神経というか、こりゃもうただのコリじゃない。
度重なるそんな首の痛みに耐えられず整形を受診した2018年の冬。
あれから2年半ほど過ぎましたが、お陰様で、以前のような症状はなく
日々のストレッチと姿勢の改善を意識することで、経過良好。
無理な姿勢で頑張り続けると早い段階で困る時が来る。
人生を生きていく上で姿勢って大事。
ましてや自分のような仕事だとさらに大事。
歯列のことを「Teeth alignment」(ティース アライメント)といいますが
歯並びも無理がある並びで頑張れないことはないのですが
早い段階で困るときがやってくる。
歯の並びもいいほうが長期的に良好な状態を保ちやすいのです。
スーパーコンピューターによる解析で
飛沫がどんな風に飛ぶのかテレビでみる機会が増えました。
社会生活を行う上で人間はコミュニケーションを必要とするわけで
会話したり食事すればそれはそれは色々と舞うわけです。
さすがに比較的大きい塊は飛びにくいでしょうが・・・
こういった世の中になって改めて思いますが
口腔内に食物残渣が長期にそのままであったり、歯垢が多く蓄積していたりしていて
それでそのまま会話し食事している例もあるのかと思うと、
う~ん、
やっぱり口腔内はきれいにしておいた方がいいに決まっていると思うのです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
食物残渣とは・・・食物の形状がやや残ったような物。うがいで落ちるくらいの物。
歯垢(プラーク)とは・・・歯の溝や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間にくっついている、白くネバネバした塊。水に溶けにくく、歯にくっつきやすく、うがいでは簡単に落ちず、ハブラシ等でしっかり磨かなければ、落とすことが出来ない物。
人間、隠れて見えていないところは
自分の理想のようになっていると思い込むというか、
自分の都合のいいように補正するんですよね。
マスクをした男女の顔・・・自分の都合のいいように、理想のように見えませんか?
そうそう、夫婦もそう。価値観が似ている、近い、同じだと思って
パートナーとなる道へと歩みだすのだと思いますが
共に生活をするようになると今まで見えていたところ以外に
隠れて見えていなかった部分が見えてくるわけです。
この見えていなかった部分は
「きっとこうだろう」「きっとああでしょう」と
それぞれ自分の理想を互いに勝手に思い描いているのだと思います。
しかし現実にはそうではないことが多い。たぶん。え?違いますか?
何を言いたいかというと、
見えていない部分が大事だってことです。
口腔内も見えているところばかりを気にするのではなく、
見えていないところに気を配ることが大切です。
歯科医師として理想的と考える口腔内・顔貌があります。
12歳から13歳ごろ、第二大臼歯が生えてきた時点を一つの目安として、
歯がきれいに並び、歯列は楕円形を描く。
第一大臼歯と犬歯、中切歯の位置関係がよく、咬み合わせがしっかりしている。
歯の表面には歯垢の付着がなく、歯肉は引き締まりきれいなピンク色。
鼻呼吸が得られ、口唇がリラックスして閉じられている。
舌はリラックスした状態で口蓋(上あご)にペタッとついている。
口の周囲の筋肉の緊張が強すぎず、弱すぎず、ちょうどいい柔らさ。
顔貌は面長でもなく、小顔すぎず、骨格的にほっそり、がっちりしすぎない顔立ち。
他に何があるだろう。
骨格的にはここからさらに発育が進みますね。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。
学生の頃、歯学部なのになぜ理工学を学ばなければいけないのか
深く理解していませんでした。
つまりこういうことです。
歯を補うものは人工物。
異物を合着、接着させるなら物性が近いほうが安定しやすい。
そういうことです。
口腔内は唾液にさらされていますし、飲食による温度変化があります。
歯は膨張収縮するわけです。
また歯は咬合力を受けるため歪が生じます。
そういうのを知るための基礎ですね。
今の学生さんはどういうことを学んでいるのでしょうか。
20年も違えば、ずいぶんと違っていそうです。