アンバランスなバランス

多くの人の口腔内はバランスが崩れたアンバランスな状態で

不完全な状態でありながらも

バランスがとられている。

 

年齢を重ねていくと

徐々にそのアンバランスなバランスをとれなくなっていくのだけど

 

アンバランスでも、症状が特にないまま経過する人もいれば

アンバランスなバランスがゆるやかに崩壊へ向かう人もいるし

一気に崩壊へ向かう人もいる。

最初から崩れすぎている人もいる。

口腔とは実に不思議だ。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

緊急性は低いが重要なこと 生活習慣

寝る前にお酒を飲んでそのまま寝る

寝る前にスポーツドリンクを飲んで寝る

頻繁に飴を舐める

スナック類をよく食べる

よく炭酸ジュースを飲む

よく清涼飲料水を飲む

よく缶コーヒーを飲む

朝ごはんは食べない

ファーストフードやコンビニ弁当の頻度が多い

早食いだ

野菜はあまり食べない

炭水化物の食事が多い

濃い味付けが好き

歯は磨かない

糸ようじをしない

たばこを吸う

定期的な運動習慣がない

睡眠不足だ

 

 

ざっと思い付く乱れた生活習慣をあげてみました・・・

口腔内だけではなく、全身的によくない習慣ですね。

逆のことをすればいいのです。

 

「緊急性は低いが重要なこと」です。

生活習慣の乱れから身体・口腔内に症状として現れたときには

緊急性も高まり、重要度もより高まります。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

隠された口元

コロナウイルス・・・ここまで引きずることになるとは

年の始めには誰も思わなかったのではないかと思います。

今後、どんな風に推移していくのでしょうか。

これから必要時以外にマスクを外すことは認められない世界になったりでもしたら

人の素顔をなかなか見られない世界になっちゃうのかも。

隠された口元はごくごく限られた人(お付き合いするパートナーとか、

結婚を前提とした人、結婚した人)しか見られない部分になってしまうのかも。

それと歯科治療時ですかね。

人に素顔を見せるのがとっても貴重な世になるのかもしれません。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

ジレンマ

口腔内の疾患は時には痛みもなく、悪い方向へ進行していきます。

どの年代においても、のんびりしてもいられないのですが

ほとんどが一気に治療を進められるものでもありません。

 

口腔内環境によっては

むし歯の治療が進むより早く口腔内が悪化していくこともあり、

早く進めたい。だが、進まない。

そういうジレンマも歯科医師にはあります。

 

ひとつ言えることは、日頃の口腔ケアの差が差を生むのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

始まりはどこから

口腔内が不衛生という影響もあってむし歯になり、

早期に奥歯を失い

同時に歯周病もあると

年齢を重ねていくごとに、獲得した咬み合わせの影響を受けて

それほど大したことないと思っていたことが

急速に変化し、咬合崩壊が起きます。

口腔崩壊です。

これは急にそうなった訳ではなく、

口腔機能を獲得するべき若い年齢の時期に

複数の要因をそのままにしていたがために起こるのです。

 

口腔崩壊はどこから始まっていたのでしょうか。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

違っただろうな

日々の口腔内の衛生状態が良かったらもっと違う結果だったろうな。

とよく感じますが、

咬み合わせが良かったらもうちょっと違う結果だったのにな。

とも思います。

30代、40代、50代・・・と年齢を重ねて行くに従い

発育過程で獲得した咬み合わせの影響が如実に、確実に表れてくるからです。

 

咬み合わせが良いほうが、有利なのは間違いありません。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

歯磨きだけではない

現代の生活習慣や加工された食品の性質上

歯磨きで完璧にきれいにするというのはなかなか難しい面もあります。

とは言え、歯を磨き口腔内をきれいに保つことは重要です。

 

ただ、ただですよ。

歯磨きだけしていれば

むし歯にならないということではありません。

獲得した歯の質や、唾液の性質、口呼吸なのか鼻呼吸なのか、

咬み合わせはどうなのか、顔の骨格はどういうタイプなのか、

咬合力が強いのか弱いのか、舌や口の周囲の筋肉の働きはどうなのか

といった口腔機能。

そのうえで生活習慣はどうなっているのか、ということが関わってきます。

 

歯磨きをし、口腔内衛生状態をきれいにしておくことは必要最低限のことなのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

実は相当難しいのかも

歯ぐきが腫れていて、出血傾向にある方。

 

大ざっぱに伝えますが

歯を磨くというよりは、

歯ぐきごと磨いてください。

 

器用に歯ぐきを避けて磨くのはダメです。

歯ぐきに触れると痛いし出血するためよけるのかと思いますが

それではよくなりません。

磨いて欲しいところを器用によけて磨いているんですね・・・

 

とはいえ、歯を磨くというのは

実は相当に難しいことなのだと最近気がつきました。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

無理なものは無理

口の中の状態によっては

今までなんとかして残していた歯を抜かなければならない時が来ます。

今までつけなおすことが出来た歯を入れらなくなる時も来ます。

今まで修理出来ていた入れ歯も修理出来なくなる時も来ます。

そのなんとか出来たことが、いつまでも続くわけではないのです。

出来る状態ではないことをお伝えすると、

「前出来たことが、なんで出来ないんだ?」と

語気を強める方がおられますが、

無理なものは無理。

今までも無理であったものを無理してきたんだもの。

それだけ、口腔内は変化し続け、悪化しているということです。

 

口腔内の状態を正しく伝えています。出来ないことを出来るとは言えません。

出来ることには限りがあります。

なぜそうなっていくのか。

そうなってしまう前に

歯科医師の言葉にきちんと耳を傾けることが大事だと思います。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。