歯なんて症状がなければ一番後回しだよ。
なんて声を耳にします。
歯科医師としては残念な声ですが
健康観、価値観、諸事情によりそういうこともあるでしょう。
でも、できるだけ大切にして欲しい。
「もっと早く来ておけばよかった」
「歯を大切にしておけばよかった」
もよく聞きます
最初から最後まで大切にしましょう。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
歯科治療においてスペックという面で言うと
保険と保険外治療を比較した場合、保険外は費用がかかると思われていますが
高いのにはやはり理由があって圧倒的なスペックの差があるのです。
同じ口腔内環境に置いた際の経年的変化にも圧倒的な差があります。
では保険外の被せものが長く持って、壊れないのか?となると
材質的な優位さは断然保険外の被せものにありますが
個体の生活習慣、口腔内環境、獲得している顔貌の骨格や
咬み合わせにも大きく左右されるのでそうとも言い切れません。
ですので、被せものにどういう特徴があり、ご自身の口の中がどういう状態なのか
十分理解したうえで選択していただくことが大切です。
なにより自分自身の本来の歯のスペックに勝るものはありません。
まずはご自身の生活習慣を通してお口の中を、歯を、大切にしましょう。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
今の何でもないように思える生活習慣と口腔内衛生状態が
5年、10年、20年先の未来の健康に繋がっている。
そんなことわかっていると思いますが
歯科医師から見て、今の問題とこれからのリスクの指摘があっても
現時点で困っていると感じなければ
治療の必要性を感じにくく、悪化する前に治療を開始しようとか
また予防しようなんて思うのは難しいのかもしれません。
起きてもいない数年から十数年先のことより、
「今大丈夫だから」が基準になるのは仕方ないですね。
とは言っても、やはり患者さんのために
今の状態とそれが今後なにを引き起こすのか?
お伝えすることは大切だと思います。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。