潜んでいる

むし歯も歯周病も、いきなり急になるわけではありません。

普段の生活習慣の中に原因があり、積み重なっていくことで起きるのです。

自覚症状に乏しいためわずかな症状にも気がつきにくく、

初期のうちは症状が出ても、短時間、数日で落ち着くこともあるため

「治った」「だいじょうだ」と思ってしまうこともあるでしょう。

そうこうしているうちに進行し耐えきれなくなり

結果、急な症状に悩まされることになります。

命にかかわることは少ないですが、生活に影響し続けるため厄介なのです。

生活の中に潜んでいるのです。

長期的に機能するために重要

お口の中の衛生状態が良好な傾向で歯周病ではなくても

歯が徐々に揺れはじめ、やがて揺れが大きくなり抜歯につながる例がみられます。

これは歯並び・咬み合わせに問題があり歯に負荷がかかることで起きてきます。

若年層では問題があることに気がつきにくいのですが

日々、咬む力を不適切に受け続け、年齢を重ねると耐えられなってくるのです。

歯並び・咬み合わせは見た目だけの問題だけではなく

長期的に機能するために重要なのです。

治療に携わっていて感じるのは、口の中の衛生状態も良好なほうがいいのですが

それ以上に歯並び・咬み合わせが重要なのです。

きっかけ

タバコを吸わないほうがお口の中の健康のためによいのは周知の事実です。

歯科医師なって四半世紀たちますが、タバコを吸っている方で

歯がたくさん残っており、お口の中が健康である。

という方を今まで見たことがないのです。

若いうちは気になる症状はそれほど出ないかもしれませんが

ですが、40、50、と年齢を重ねていくとそれは如実にあらわれてきます。

お口の中だけの問題でもないですし

何かをきっかけに禁煙できるといいのですけどね。

素朴な疑問

「歯科医師はむし歯にならないのか?」

たま~に聞かれます。

結論から言えば、歯科医師でもむし歯になることはありますし、

歯周病になることもあります。

ただ、一般の方と比べて違うとすれば

むし歯予防、歯周病予防のためには何をするとよいのかよく知っていて

それを実践している方が多いという点でしょう。

1.正しく適切に歯を磨くこと

2.生活習慣を整えること

3.タバコを吸わないこと

4.歯並び・咬み合わせがよい方が有利であること

高校生以降も注意

12歳児のむし歯の数は年々減少傾向にあるという統計が出ています。

一方で、高校生以降はむし歯が増えていくという統計があります。

令和6年度学校保健統計調査より作図

むし歯が減っていく傾向にある時期と、増えていく傾向にある時期があるのです。

中学生の頃までは定期的に歯科受診し予防に取り組む機会もあると思いますが

それ以降は足が遠のき、生活習慣も変化していくためでしょう。

高校卒業も迫ってきたころに歯科受診してみたら

神経に到達するような深いむし歯が数か所みつかった・・・

なんていうことがまぁまぁあります。

定期的に歯科受診してお口の中をチェックする習慣を作っておくことが大切です。

習慣づけ

年齢が低いお子さんの場合、どうしても歯磨きを嫌がってしまうことがあります。

そのため保護者の方が仕上げ磨きを行わなかったり

行っても適切に磨けていなかったりして

正しい歯みがき習慣を得られないと

6、7歳と年齢があがってきたときにも歯磨きが苦手で、

衛生状態も良好ではないままになってしまいます。

どうしても嫌がることもありますが、

お子さんの成長に合わせ正しく適切に仕上げ磨きを継続しておくことが大切です。

はじめは嫌がっていても徐々に嫌がらなくなっていきます。

仕上げ磨きを根気よく続けましょう。

しないわけにはいかない

ワークライフバランス。

WorkとLifeが天秤にかかるのではなく、

Lifeの中にWorkがある。

どっちを大事にするか?ではないのだと思います。

Lifeの中のWorkの比重をどうするか。

20代でのWorkの比重。

30代でのWorkの比重。

40代でのWorkの比重。

50代・・・ 

人それぞれ、時代でそれぞれで、取り組み方も考え方もみんな違う。

ただ、人生においてWorkをしないわけにはいかないのです。

それぞれのLifeを過ごすために、今朝も正しく適切に歯を磨いてスタート!

もしかして

慢性的に鼻炎があって鼻づまりがずっと続いていると

口で呼吸する「口呼吸」になります。

すると口の中は乾燥しやすくなり唾液の潤いが失われるため

歯肉の炎症の原因となり、むし歯にもなりやすくなります。

ですので、鼻炎を改善することも重要なのです。

もしかして「口呼吸」になっていませんか?

意外と自分が「口呼吸」になっていることに気がつかない方も多いのです。