まずは歯磨きを

普段治療している側ですが、小心者の私ですから

もし治療されるとなった場合、大丈夫とわかっていても

どこかに不安はあります。

だから治療しなくて済むように、なるべくそうならないように

まずは毎日正しく適切に歯磨きをします。

口腔内が清潔であること。

まずは条件の一つとして必要だからです。

今朝も正しく適切に歯を磨いてスタート!

歯肉炎

歯ぐきが赤く腫れ、触れると出血する歯肉炎。

歯肉炎になっていても、痛みを伴うことが少ないので

自覚症状に欠けることが多く、なかなかやっかいな病気です。

今、現れているのは、過去の積み重ね。

未来に現れるのは、今の積み重ね。

正しく適切に歯を磨く習慣が大切です。

厳しく

様々な要素がありますが

歯磨きが上手く出来ていてお口の中の衛生状態が良好に維持されていれば

「安定していて良好ですね」とお伝えします。

十分に上手くできておらず、衛生状態が良好でなければ

「歯磨きが正しく行われておらず、歯肉炎があります。」

「適切に磨けていないため、衛生状態が不良です。」

きちんと知っていただき、改善していただきたいので、厳しくお伝えします。

目をそらさないで

青年期以降に良好な口腔内の状態を保つためには

幼少期から口腔内衛生状態を良好に保ち、適切な生活習慣を身につけること

また良好な歯並び・咬み合わせを獲得しておくことが有効です。

衛生状態が良好ではないまま時が過ぎると

重度歯周炎に移行したり、

歯並び・咬み合わせに問題を抱えたまま年齢を重ねていくと

歯並び・咬み合わせの影響で歯を失うことにつながります。

早い段階で改善することが有効ですので、

些細なことにも目をしっかり向けておくことが大切です。

目をそらさず、早めの対応が大切です。

イメージ

親知らずを抜歯するというと「腫れる」イメージかもしれませんが

そうとも限りません。

親知らず以外の歯の抜歯でも「腫れる」こともありますし、

腫れるのは、痛みが出ていたり、腫れている親知らずの抜歯、

治療が必要なのに放置していた歯の抜歯、

周囲の骨を削らなければ抜けないような難易度の高い抜歯。

そういった場合に腫れることがあります。

さらっと

「親知らずを抜きましょう」

痛みないのに、さらっと言われると「えっ?」と思うかもしれません。

個々のお口の中の状態にも左右されるので、一概に言えませんが

親知らず自体が斜めに萌えていたり、むし歯になっていたり

親知らずの手前の歯もすでにむし歯になっているような場合、

親知らずを抜いたほうがよいです。

「抜歯したほうがいいですよ」と提案があったときが適切なタイミングです。

痛みが出てから抜歯するとなると、麻酔が効きにくかったり

抜歯後に腫れが出やすかったり、

抜歯自体が困難な状態になっていたりすることがありますからね。

どちらにしても、お口の中の衛生状態を良好に保っておくことが大切です。

正しく適切に

子供のむし歯が少なくなっているのは

むし歯予防に取り組む歯科医院が増えたこと、

保護者の意識向上による定期的な歯科受診、

フッ素配合の歯磨き粉の使用、歯科医院でのフッ素塗布を行っていることなどが

むし歯が減っている要因と思います。

ですが、診療していて感じるのは

確かにむし歯は少なくなっているのですが

衛生状態は良好ではないことも多くみられます。

長期間にわたって口腔内の衛生状態が良好でなければ歯肉炎は歯周炎に移行します。

良好ではない環境にさらされたまま年齢を重ねればむし歯にもなりえます。

正しく適切に歯を磨くことが大切です。

知って実行

むし歯の治療を進めるのにあたって

それと同時に重要なこととして、歯みがき指導があります。

むし歯になってしまう原因の一つがお口の中の清掃不良であり

歯磨きが出来ていないからです。

自分で出来ていると思っても出来ていないのです。

正しく適切な歯の磨き方を知り、実行することが大切です。

普通

普通の食生活をしているといってもよくよく話を伺うと、

我々歯科医師からすると思いがけない食生活だったりすることがあります。

普通に歯みがきしているといっても

客観的にみて普通に磨けていないことも多いです。

それぞれが同じような似たような日常生活を過ごしているのですが

それぞれの生活習慣は異なるのです。

普通といってもそこには多種多様な生活習慣があるのです。

酷使

ずいぶん前にも似たようなこと投稿しましたが

100キロという長い距離を走るとなるとかなりのカロリーを消費するため、

給水所では水分だけではなく食料も食べることが必要です。

およそ5キロごとに何か食べたり飲んだりするため

胃腸も酷使され、当然口の中も酷使されます。

自分の経験の中では後半60キロも過ぎたあたりからだったでしょうか、

歯の口蓋側(歯の内側のことです)が妙にしみるようになったのです。

これは完走するまでの10数時間の間に頻繁にスポーツドリンクを飲み、

塩分、糖分を含んだ飴をなめたり、

その他の食事をとり続けるために短期的に起こる酸蝕、知覚過敏でしょう。

完走後も数日しみるのですが、その後日常の食生活に戻るとしみなくなります。

何をどのように、どのような頻度で飲食するかで変わってくるということです。