重要キーワード

未だよくわからないことも多い新型コロナウイルス。

いろいろなシーンが感染経路につながる可能性があると思います。

会食の場が感染経路の一つなのでは?とされていますが

もし、そうなのならば、食事をしながら会話するからであり、口をよく開け、

無防備になる機会が多いから。

そうでなくても、子供の頃、食事中に口に食べ物を入れたまま大きな声でしゃべるな

と言われたのを思い出すのは私だけでしょうか。

 

食事は黙って食べる。会話は後で。

ただし、黙って食べていても、口唇の閉鎖が弱く、

無意識下で口唇を閉じれていない方もおられます。

口唇を閉じて食べる。リップシールというんでしたっけ。

そういった口の周囲の筋肉の働きが重要なのと同時に

閉じているためには鼻呼吸の獲得が必要。ということだと思います。

 

口からの酸素摂取が必要になるような激しい運動では鼻呼吸は難しくなりますね。

だから現状で考えられる対策として、

マスクを着用、換気と距離、が大切になる。

 

「うがい」「手洗い」も予防のためのキーワードですが

重要キーワードは「鼻呼吸」「口唇を閉じる(リップシール)」

そして、一つ。「口の中はキレイにし続ける」ですね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

口唇を閉じる

食べ物を食べるということは

1.食物を口の中に取り入れ、咬んで食塊形成が開始され、

2.食塊が上あごと舌の間に保持され、

3.舌の上に保持された食塊が咽頭へ送られる

という一連の流れ。

 

食物の固さや大きさ・形状によっては口唇は多少開くこともありますが、

口の中に運び込まれてから、唇は基本的にリラックスし閉鎖しているのです。

 

食べ物を口の中に運び、アムッと口唇を閉じ、咀嚼し、飲み込む。

 

この際、口唇を閉じず(閉じることが出来ずに)に食事している方。

口唇を閉じて食事するには、鼻呼吸が獲得されていないと難しいのだと思います。

 

口呼吸は風邪をひきやすい、インフルエンザに罹りやすいと

以前からよく言われています。

口を開けていると無防備になるということですね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

緊急性は低いが重要なこと 鼻呼吸を獲得する

重要なこと 筋の働き

緊急性は低いが重要なこと 骨格 その2

それぞれ個々に骨格の違いはありますが、

横から見たときの顔立ちはざっくり分類するとこういうタイプに分けられます。

上下顎の前後関係が長期的な口腔機能の維持に差をつけます。

多くは遺伝的要因に左右されると考えていますが、

自分がどのタイプなのか知っておくことも重要だと思います。

一番バランスがとれていると考えられるのは

中顔型(メジオ)の上下の顎のズレが少ないタイプと考えています。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

緊急性は低いが重要なこと 骨格

緊急性は低いが重要なこと 骨格

顔を見たときの印象ですが、ざっと以下のように分けられます。

顎の角度に差がみられるのですが

短顔型・・・顎ががっちりし、咬む筋力が強いタイプ。

中顔型・・・バランスのとれている骨格。

長顔型・・・顎がほっそりし、咬む筋力、口の周囲の筋の力が弱いタイプ。

 

中顔型・長顔型の方でも見られますが

短顔型は年齢を重ねていくと自分の咬む力により歯がすり減り、

歯が壊れていく傾向がよくみられます。

むし歯でなくても、歯に裸眼ではとられないようなヒビが入り、

しみる、咬むと痛いなども起こりやすいようです。

歯の付け根に「くさび状」の欠損がみられることもあります。

 

咬むという運動のために歯は年齢と共に変わっていきます。

骨格的には中顔型がバランスがとれていると思います。

骨格の多くは遺伝に左右されますが、

自分がどのタイプの骨格なのか知っておくことも重要です。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

変わっていく

どんな人でも年齢と共に身体は変わっていきます。

口の中もそうです。

獲得した咬み合わせや骨格にもよりますが、

永久歯列が萌えそろい、20、30,40、50、と年齢を重ね

加齢変化の範囲でも歯は動き、すり減ります。

 

咬む力が強いタイプの方はかなり歯がすり減りますし、割れることがあります。

目に見えないような微細な亀裂が出来、

そこからむし歯が進行することもあります。

咬む力が弱い方もすり減りはしますが、前述の方ほどではありません。

 

咬む力、骨格も口腔内を維持していくのに大きく関わっているのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

年齢を重ねて顕著になる

どんな人でも年齢と共に身体の機能が低下していきます。

口の中もそうです。

唾液の分泌量の低下。

舌の動きや口腔周囲筋の動きの低下。

 

すると、今まで口腔内衛生状態が不良であっても

問題がないように思っていたものが

口腔の機能が低下していくことでバランスが崩れ

歯や歯肉に問題が現れてきます。

 

ですので、口の中をきれいにする習慣があり、衛生状態が良好な方のほうが

やはり問題はでにくいです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

重要なこと 筋の働き

これも治療していて感じることですが、

舌の力と口の周囲の筋の力バランスがとれている方は

歯並びが良く、咬み合わせが良く、口腔内衛生状態も良い傾向にあります。

 

逆に舌の力が強すぎたり、口腔周囲筋の緊張が強すぎたり、

なんらかの悪習癖があると思える方の場合は

開咬(かいこう)といって、前歯でうまく咬めない咬み合わせであったり

歯列がV字で、前歯が重なり合い並びが良くなく、口腔内衛生状態も不良で

むし歯もあり、歯ぐきの腫れもみられる傾向にあります。

 

舌や口の周囲の筋肉のバランスが大きく関わっていると考えられます。

また、舌や口の周囲の筋肉は食物を飲み込む際にも重要な働きをしています。

 

なが~~い目でみるとこういった舌や口の周囲の筋肉の

バランスがとれている方が有利なんだなと感じさせられます。

なかなか自身で気がつくことは難しく、

また、指摘されても認識しにくく、

そして改善するということが難しい困った問題です。

 

年齢を重ねたときに口腔内の状態に差がつく要因の1つなのですけどね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

 

緊急性は低いが重要なこと 生活習慣

寝る前にお酒を飲んでそのまま寝る

寝る前にスポーツドリンクを飲んで寝る

頻繁に飴を舐める

スナック類をよく食べる

よく炭酸ジュースを飲む

よく清涼飲料水を飲む

よく缶コーヒーを飲む

朝ごはんは食べない

ファーストフードやコンビニ弁当の頻度が多い

早食いだ

野菜はあまり食べない

炭水化物の食事が多い

濃い味付けが好き

歯は磨かない

糸ようじをしない

たばこを吸う

定期的な運動習慣がない

睡眠不足だ

 

 

ざっと思い付く乱れた生活習慣をあげてみました・・・

口腔内だけではなく、全身的によくない習慣ですね。

逆のことをすればいいのです。

 

「緊急性は低いが重要なこと」です。

生活習慣の乱れから身体・口腔内に症状として現れたときには

緊急性も高まり、重要度もより高まります。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

緊急性は低いが重要なこと 歯みがき指導

口腔内衛生状態が望ましくないと

口腔内のトラブルが絶えない傾向にあります。

衛生状態を良好にしていたほうが有利です。

 

受診される方の口腔内の状況をみて

歯みがき指導を行っていますが

「いつも磨いているけど?なんで?」

「なんで今さら?」

「なんで私が?」

まぁ、そう言わないでください。

とても大切なことで「緊急性は低いが重要なこと」なのですから。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

緊急性は低いが重要なこと 咬み合わせ

見た目の「歯並び」だけが重要なのではなく、「咬み合わせ」が重要です。

永久歯列が全て(親知らずは除く)萌えそろう時期を

咬み合わせの完成の時期と考えるならば

だいたい15歳前後あたりですが、

歯が萌え始める生後6ヵ月から15歳ぐらいまでの長~い年月をかけて

咬み合わせは完成するのです。

「どんな咬み合わせを獲得したのか」で

その後の経過が不利に働くのか、有利に働くのか異なります。

 

年齢が低いうちは咬み合わせに問題があっても(緊急性は低いが重要なこと)

症状に出にくいですが

中高年以降に様々な症状が現れる傾向にあります。(重要度が高まっていく)

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。