では象牙質は?

さらに付け加えて言うと

年齢を重ねていくと加齢変化や病的変化も加わり

歯の付け根の部分が露出してきます。

歯の付け根部分はエナメル質ではなく、象牙質で出来ているのですが

象牙質はエナメル質よりも酸に弱く、ph6.7ほどで溶けていきます。

すると、今まで普通に飲んでいた飲料水、食品で問題が現れていなかったのが

より酸に弱い象牙質が露出するので、むし歯になりやすいという問題が起きます。

まして年齢を重ねると唾液の減少も起こっていて中和しにくい・・・

もともと口腔内の清掃状態もよくなければなおさらです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

エナメル質が溶ける

そういう点から言うとですね、

歯の表面のエナメル質はpH5.5を下回ると

脱灰といって溶け出すんですね。

ただ口の中は唾液がありますから

唾液の作用で中和されるのです。

とは言え、いくら唾液があるといっても、酸性に傾いた飲料水を

不必要に摂取し続けるような習慣があると

むし歯や酸蝕症という問題につながるのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

きれいに見えても

いっけん「きれい」に見えても

実際には歯垢が付着し「きれいではない」ことが多いです。

きちんと歯垢を落とし、歯石を落とすと

見えていなかった「むし歯」が見えてくることがよくあります。

ぱっと見ただけで「きれい」「むし歯がない」と判断はできないのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

歯根破折

やむを得ず神経を除去する治療を避けられない場合がありますが

神経を除去した歯は年齢を重ねていくと

自らの咬む力に耐えられなくなり割れたり折れたりする傾向にあります。

もともと獲得した咬み合わせ・歯並びが悪いほうが

咬み合わせ・歯並びが良いほうに比べて折れやすいようです。

やっぱり咬み合わせ・歯並びって大事だなと思います。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

抜け出せない

学校の歯科健診に行ってきました。

一年生から六年生まで口腔内の変化を

毎年みているのですが、

一年生の時の口腔内衛生状態がそのまま続く傾向にあります。

一年生の時の口腔内の状態が良くなかったとして

それが六年生になっても改善されていないことがほとんどです。

むし歯だった乳歯も永久歯に生え変わっていくので

一見よさそうに見えるのですが

六年生の時に衛生状態は変わっていないことがほとんどです.

これが中学、高校、となっていくのですが

年齢を重ねていくと口腔内のトラブルから抜け出せなくなると考えています。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

 

組み立てる

プラモデルを組み立てたようですが

どこで違えたのか

説明書通りの動作ができないようです。

いったん組みあがってしまってから

前の項目まで戻そうとすると

慎重にはずしていかないと

壊れてしまうことも起こりえますから大変です。

やはり作成の段階で形状、位置、動作等の確認をして組み立てないとね。

 

口腔機能の場合は、いったん出来上がってしまったものを

修正したい年齢までさかのぼることは不可能。

組みあがってしまってから直そう・・・ってわけにはいかない。

発育をなるべく理想的に近づけるように

その時その時をしっかり見ていかないといけないんだよな。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。