歯を多数失った際には
状況によっては入れ歯の使用が必要になることがあります。
その際に、まだ困っていないからといった理由などで
使用せずにいると、年齢を重ねより多くの歯を失い
いざ「入れ歯を使いたい」「作りたい」となった時に
入れ歯を使うことが困難なお口の中の状態であったり
義歯を使うことに適応できなくなっていたりすることがあります。
タイミングを逃さないことが大切です。
お口の中の衛生状態が良好であることは重要なことなのですが
歯並び・咬み合わせも歯を長く保つために重要な要素です。
例えば

上の前歯の歯と歯の間で下の前歯が挟み込まれるような歯並び・咬み合わせの場合
このまま年齢を重ねていくと、中年以降くらいに
上の歯が前後に開き抜歯につながる変化がでる恐れがあります。
また奥歯でこのような咬み合わせのすれ違いが起きていた場合
上の奥歯は外側に倒れこみ、下の歯は内側に倒れこみ
やがて抜歯につながることがほとんどです。
一見、それほど気にならないような些細に思える歯並び・噛み合わせの問題が
年齢を重ねてくると大きな問題につながってくるのです。
些細な問題は早めに解決しておいた方がよいのです。
「20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できる」と言われています。
お口の中の衛生状態の向上に伴い、2024年の歯科疾患実態調査では
80歳で20本以上の健康な歯を維持している方が60%を超えています。
1989年では10%に満たなかったことを考えると素晴らしいことです。
ですが、健康なお口の中を保つ方もおられる一方で
歯はあるけれども管理が十分ではなく加齢・歯周炎により歯を支える骨が下がり
露出した根の部分から「根面う蝕」になる例が多くみられます。
「根面う蝕」とは露出した歯の付け根部分がむし歯になることです。
・歯が長くなったように感じる。
・歯のつけ根が黒い。
・しみる症状がある。
といった症状がみられる場合、注意が必要です。
普段から正しく適切な歯磨きと歯科医院での定期的な口腔ケアによる予防が大切です。