似ている

大人で糖尿病を抱えている方の口腔内で

歯面に歯垢が大量に付着し、歯肉が腫れ出血傾向にあるのをよくみますが

よく似た口腔内の状態を子供の口腔内にみることもよくあり、

生活習慣が垣間見えます。

年齢が低いうちは身体への影響は目につきにくいですが

このままだとどうなるのか。

心配です。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

兆候

問診で糖尿病だというの方の口腔内をみると

歯肉や歯に共通した傾向が見られます。

歯面には大量の歯垢が付着し、

歯肉は腫れ、出血しやすいのです。

 

また問診で特に病歴の記載がない方で

口腔内所見から、糖尿病を疑うことがあります。

 

そういった中で歯科治療を進めていく際、通院が途絶え時が過ぎ

暫くぶりに来院されると、脳血管系や循環器系の疾患で

入院されていたと伺うことが多いです。

それと同時に糖尿病だったとご本人が初めて気がつくようです。

兆候は口腔内に現れているのだと思います。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

口腔機能

生活習慣とともに重要なのは

「どんな口腔機能を獲得したのか?」です。

 

口腔機能の問題に咬み合わせがあります。

咬み合わせが決まってくるのが

永久歯列がそろうまでとするならば15~18歳前後かと思いますが、

咬み合わせに問題があると

年齢が若いうちはそれほど気にならない小さな問題ですが

年齢を重ねたときにむし歯や歯周病に関連した問題が大きくなってきます。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

認識

糖尿病は自分が病気であるという自覚をなかなか得られない病気で

初期だと症状がほとんどないため、非常に気付きにくいものです。

 

口腔内の病気も同様で、

「口腔内に病気を抱えている」ということを認識しにくいようです。

原因の一つが糖尿病と同じ生活習慣にあるのですが、

とても難しいですね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

早いうちに実行する

歯磨き指導を受けた後ですが

その後、ご自身で実行し続けるということが重要です。

せっかくよい方法を聞けたのに

知っていても、実行しないことには始まりません。

 

年齢を重ねてからいざやるとなると、

「使いにくい」「やりにくい」「難しい」「めんどくさい」

と、これがなかなか身につかないのです。

今まで行っていないことをしようとしてるわけですから

確かに「やりにくい」し「めんどくさい」のですが

身につけることが出来れば、それはあなたの健康のためになるのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

テレワーク・・・

会社に行かずともテレワークという形で

仕事ができる分野もありますね。

 

歯科医療においては

口腔機能を獲得する成長途中の幼若年層や

口腔管理を必要とする中年層、

口腔機能が低下した高齢者に対するアドバイスなんかは

オンラインでも出来そうですけど、

治療となると、直接触れなければ行うことが出来ません。

そういう点で非常に価値の高い分野だと思います

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

「磨いている」か「磨けている」か

みなさん、歯磨きしているとおっしゃるのですが、

申し訳ありませんが

実際には磨けていないことが多いです。

歯科医院で言われたこともある方おられると思います。

「磨いている」と「磨けている」は違うのです。

 

口腔内のトラブルは歯磨きだけしていれば

防げるというものではありませんが、

それでも必要最低限徹底する必要があります。

まずは口腔内の衛生管理を

ご自身でしっかり出来るようになって頂きたいのです。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。

重要なこと

健診で口腔内にむし歯や歯肉炎など、

何か問題があるのを歯科医師が見つけるのは重要なのですが

口腔内に現れたときでは、それは遅いのだと思います。

 

その前の食生活習慣指導や、口腔衛生指導といった

働きかけがすご~く重要なのですが

これはあまり目にとらえにくく、実感しにくい。

 

多くの方は、口腔内に明らかな結果として目に見える形に

ならないことには、なっかなか認識できないのです。

目に見えないことの改善というのは難しいものがあります。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。