歯はむし歯や歯周炎だけで痛くなるとは限りません。
歯並び・咬み合わせ、咬む力により歯髄炎を起こし痛くなることがあります。
ただ、痛くなったと思ったら痛くなくなったりするため
「治った」と思うかもしれませんが、不定期に繰り返し
時には歯髄炎が悪化し神経の除去を必要とすることも起こりえます。
歯並び・咬み合わせ、咬む力もお口の中の健康維持に関わっているのです。
歯磨き指導していて食生活のことを伺うと
「どうしてこんなに喉が渇くんだろう?というくらい喉の渇きを感じるので
かなりの頻度で水分をとっている」なんていうことあります。
よくよく話をきくと清涼飲料水やスポーツドリンクを
かなりの量で飲んでいるようなのです。
適切に飲む分にはいいのですが、むし歯の心配もありますが
清涼飲料水・スポーツドリンクの過剰摂取はよくありません。
水や麦茶を飲むほうがよいと思いますし、
暑い夏で熱中症のことも考えるのならば、塩分の摂取も必要です。
そういう点では経口補水液が適していると思います。
ただ、連日暑いと冷えた飲み物をよく飲むと思います。
気を付けておきたいのはペットボトル症候群です。
糖分が含まれている清涼飲料水・スポーツドリンクを大量に摂取することで
血糖値上昇 ⇒ 喉が渇く ⇒ また清涼飲料水を飲む ⇒ 高血糖
の悪循環によって血糖値が異常に高くなり、
著しい喉の渇き、多尿、体がだるい、腹痛、嘔気などの症状や
ひどくなると意識が低下、昏睡状態に陥ることもあります。
身体のためにと思って行っている自身の生活習慣の中に
間違いが潜んでいることがあるのです。