年齢が低い時の些細な歯並びのズレ。
指摘されなければ気にも留めることもない些細なズレが
年齢を重ねていくごとに
清掃性の問題による歯と歯肉の健全性や
咬む力による歯への負荷や歯列の保持に影響を与え、
大きなズレへとつながっていくことがあります。
大きなズレになってから改善しようとするよりも
初期の些細な段階でよい方向に誘導した方が、後年の負担が少ないのです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。
子供たちのむし歯は統計によるとかなり減ってきています。
ですが、歯肉炎に関しては十分な減少はみられていません。
先日、小学校で講話をする機会がありましたが
子供たちも、むし歯についてはよく知っており、
むし歯があると痛くなって困ったり、
痛すぎて食事をとれなくなることがあるため
むし歯にはならない方がよい。
だから歯磨きが大切だ。ということを
よく知っているようでした。
一方で歯肉炎について聞いてみると
それほど知ってはいないようでした。
幼少期~学童期~に歯肉炎があると、
成人してから歯周炎につながることがあることを伝え
正しく歯磨きをし続けることで
歯肉炎は改善の見込みが高いことを伝えました。
歯肉炎がある場合、今困っていなくても
大人になったときに困ることにつながります。
歯周炎になってから改善させようとすると、
そう簡単には改善できなくなってくるので、
若い時から良い状態を保ち続けることが大切なのです。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 Kazuyoshiでした。